
搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た!
搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)
もとバイク便ライダーの著者が、
バイク便ライダーがワーカーホリック(仕事中毒)に
陥る環境を語りながら団塊世代のワーキングプア、
体を酷使しつつ、
ライダーとしての格好良さよりも
バイク便ライダーとしてのテクニックと
それに向いたバイクが格好良く思えてしまう謎。
趣味と仕事が同一化、それも仕事が不安定なとき
更なるワーカーホリックが待っているという恐ろしさ。
個人請負としての業務なので労災もおりない、
バイクのメンテや消耗品も全て自腹という
バイク便の過酷な環境が垣間みれます。
バイクに一日中乗ってられるからという理由で
郵便局員になった方をアルバイト時代に郵便局で
たくさんお会いしましたが、公務員ならば一応安定した職場ですね。
しかし、バイク便は時給の個人請け負い...
数多くこなせば歩合制も数字的には手取りが多くなります。
しかし、時給制に戻せないという後戻り出来ない選択。
事故にあってけがをしたら収入も労災も保険も無い、そんな環境です。
『自分のバイクに乗ってられるから』というそういう次元ではないですね。
今はバイクを手放してしまいましたが、
一時バイクに乗っていて仕事のできるバイク便に魅力を感じたことがあります。
バイクに乗っていられるからということで、郵便局の配達員になったという
方もバイト時代にいらっしゃいました。
私は、バイクの維持費も自分持ちというところで「無理だ」と思いました。
この著者の語っていることは、
好きな事を職業にすることは悪いことではない、
それで生活と人生が成り立たないのが問題だ。
ということを言おうとしているのではと確信しました。
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